親と縁を切る覚悟

母親の同棲相手の死

ある日突然、母親から連絡があった。

「○○さんが突然倒れた」

この○○さんというのは、母親の彼氏である。

彼氏というからには二人は結婚しておらず、ただの同居人。

(母親は私が高校生の頃に離婚済み)

その彼氏は、私のことをとても良く面倒見てくれた。

年末やお盆、たまに実家に帰るとその彼氏は食べ物を買ってきてくれたり、一緒にお酒を飲んで楽しく話をする程度には仲良くしていた。

そんな人がつい先日亡くなった。

だけど、今回の話「悲しいね」だけで済む話では無かった。

その話をブログに書いていこうと思う。

うんざりする母親からのLIN

突然倒れたという母親からの連絡に私は何も返信できずにいた。

それもそう、母親の彼氏とは当然血は繋がっておらず、病室にお見舞いに行くのも場違い。

そうなってくると、私が出来ることは何もない。

それなのに、母親は

今、脳死状態だとか危険な状態だとか不安を煽るような文章ばかり送ってくる。

さらには、病室代とかにお金が必要だからお金を貸して欲しいという。

お金の話をここぞとばかりにする親に私はうんざりしてしまった。

過去に私は母親にお金を貸していたり、実家に帰るたびにお金の話をすることに嫌気がさしていた。

過去に父親は借金を抱え、結果破産した。

そんな父親の借金を肩代わりしてバイトを掛け持ちして頑張っていた母親

そんな経験を経て母親は金に執着するようになっていったのかもしれない。

その過去はかわいそうと思うかもしれないが、自分の子供にまでお金を借りようとするのはどうなんだろうか。

母親の彼氏の死、さらに来る状況報告のLINE

返信を無視してると、亡くなったというLINEと母親からの着信が何件かあった。

それでも私は無視をした。

私にできることは何もないし、関わらないでくれという気持ちがLINEやら着信があるたびに大きくなっていった。

そのLINEの文章の中には姉からもお金を借りるだとか、姉の旦那にもお金を借りれないか相談しているという文章もあった。

そこまでしてお金が欲しいのか。

そう思うと、私は心底母親を軽蔑した。

母親とその彼氏との金銭トラブル

母親の言っていることはあまり信用できない為どこまで本当のことをいってるのか分からないが、母親の彼氏に母親はお金を貸していたらしい。

勝手に母親名義でカードの決済をされていたり、食事代などを貸していたそう。

母親の彼氏が亡くなると、その請求先が無くなるため弁護士費用がかかってくるそう。

だからお金が必要なんだとか。

ここまで聞くと被害者のように感じるが、それなら何故いつまでも一緒に暮らしていたのだろうか。

私は今までの発言を思い返して、母親が被害者ぶってるようにしか感じられなかった。

さらに、私の他に姉の旦那にも借りようとしていることもLINEで話してきた。

それを聞いて、ますますお金を貸す気にならなくなった。

知らない番号からの電話

母親からのLINEに返事せずにいると、知らない番号から着信があった。

その番号をネットで調べてみても、迷惑電話のような記録もネット上にもなく

誰だろう?と思った。

だが、一人思い当たる人物がいた。

姉だ。

何故かそう思った。

私は今の現状の事実確認のために、思い切ってその番号に電話を掛けてみた

すると、思った通り姉が出た。

久し振りに姉と会話する

私は今、母親がどういう状態なのか姉に直接聞いてみた。

すると、ご飯を食べることができず元気がない状態なのだそう。

その割に姉に強く当たっており、手が付けられない状態だという。

あと、話を聞いてびっくりしたことは姉が妊娠中ということ。

お腹の赤ちゃんにも良くないから、母親の元から逃げた方が良いのかなと相談された。

私は逃げた方が良いと言った。

姉は私と同じく子供の頃に両親の喧嘩を見て育ち、荒れていた時期があった。

あまり良くない人と絡んだり、夜職したり。

そんな姉が子供を授かってまともに生きようとしている姿を目の当たりにして、私は少し感動してしまった。

幸せになってほしい。そう思った。

母親とどう接していくべきか。姉と相談する

これから私も誰かと結婚していく上で、家族を紹介していく場面が出てくると思う。

そんな時、母親を紹介するのは嫌だ。

だからと言って、そんな親でも縁を切る覚悟は無かった。

そこを切ってしまうと自分は一人ぼっちになってしまう。

そう思ったから。

だけど、縁が切れたと思っていた姉ともこうして普通に話をしている。

そう思うと、自分の唯一の家族は姉だけでいいのではないか。そう思い始めた。

そしたら母親とも縁を切ってもいい。そう思うと気持ちが楽になった。

私は姉に、このまま母親と一緒にいたら俺たち姉弟は絶対幸せになれないよ?と言ってみた。

なんでこんな悲しいことを姉弟で話さなければならないのか。

そう思うと、とても悲しくなった。

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