過去の縁切り
私は昔から人と仲良くすることが出来ず、よく嫌われたり、笑われたりする対象だった。
そんな過去があるからこそ、私はちょっとしたことで縁を切ることはしないと心に決めていた。
だが、今回だけは縁を切らなければ先に進めないと判断し、身を焼かれるような思いで縁切り神社へ参拝した。
今回は茨城県稲敷市にある縁切り神社として有名な大杉神社へ行ったことをブログとして残そうと思う。
縁切り神社を探して
縁切り神社という場所は日本でも沢山あり、自分にとってどの神社に行きたいのかというのがイマイチ分からなかった。
なので、Googleマップを見て、色んな神社や寺の写真を見た。
そんな中、候補に上がったのは埼玉県秩父市にある三峯神社と茨城県稲敷市の大杉神社だった。
三峯神社の評判は以前から聞いており、最強の縁切りスポットとして有名だった。
三峯神社へ行こうと最初は決めていたが、私の住んでる場所からは遠く、現実的ではないと判断した。
もう1つの大杉神社は、住んでいる所から2時間くらいあれば到着する。
なので私は大杉神社へ参拝することを決めた。
大杉神社へ
この日降水確率は60%あり、雨が降ったら別の日にしようときめていた。
だが、昼過ぎから晴れていき
夕方くらいまではすっかり晴れていた。
天候にも恵まれて、いざ縁切りへ。
駐車場から鳥居をくぐり、中へ歩いていくと縁切り神社ということもあって異様な雰囲気を感じた。
だが、豪華で派手で綺麗なその場所は私の心を一気に掴んだ。
「ここに来て良かったのかもしれない」
そんな風に思った。
参拝とお守り
一通り中を見て回り、満足した後
私は泣きそうになっている心を叱りつけ、いよいよ参拝することに。
二礼二拍手一礼をし、今の思いを静かに神様へ。
決して相手を恨むことはせず、前へ進むために。
終わったら
縁結びのお守りと悪縁切りのかわらけをお金を収め、いただく。
この縁結びのお守りは特殊で、2つで1つ。
赤が女性緑は男性が持ち、パートナーがいる場合は相手にお守りを渡すというもの。
私は誰もいないので、2つのお守りを固く結んで持ち歩くことに。
呪言
先ほど話に出た悪縁切りのかわらけの話
手に持っているこの土器は悪縁切りのかわらけと呼ばれるもので、これを桃の形をした「撫で桃」と呼ばれる石の近くへ投げ割るというもの。
こうすることで悪縁を切るという1つの儀式。
投げて割る前に心の中である呪言を唱える。
それは
「我思う 君の心は離れつる 我も思わじ 君も思わじ」
この言葉を唱えて、かわらけを割ると私は後戻りできないということを強く感じた。
参拝し終わった後、疲れがドッと押し寄せてきて暫く放心状態となった。
これから
これから私は新しい出会いを求めて一生懸命に生きるだろう。
泣きそうになりながらも後悔をしながらも。
だが、これも必要なこと。
今は何も先が見えない状況ではあるが、強く生きてこうとこの日心に誓った。